【New】月刊ポッドキャスト新聞10月号

【レビュー】『焼肉討論』|便所のつぶやき(第304回)

「便所のつぶやき」レビュー

テンプレ情報

  • タイトル:『焼肉討論』
  • 放送回:第304回
  • 公開日:2017-09-15
  • 長さ:25:00
  • 説明:<今回のオープニングはありません。 本編は『焼肉討論』。 二村は、焼肉で鳥肉のものを注文することが嫌いだそうです。 今回は、2人の焼肉における注文の好みや、 焼き方のこだわりについて激論を交わします。>

内容

焼肉論。

焼肉屋での理解できない注文(OP~)

冒頭、焼肉で鶏肉を注文する人が嫌いと宣言する二村。

ホイップ:斬りますね~

先日焼肉店を訪れた際、いきなり「チキンバジル」を頼んだ知り合いに耳を疑った二村。鶏を食うなら焼鳥屋へ行けという。焼肉に来たなら牛だ、百歩譲って豚トロまでだと力説。

ホイップも同じく牛中心に攻めたいと同意。焼肉で鶏を頼む奴は、往来で女性器の名前を叫ぶ奴に等しいとう最低の例え。

ちなみに最近ホイップが焼肉に訪れたのは2週間前。約1年半ぶりの久しぶりの焼肉であった。

ホイップの攻めが明らかになる。

まずは、上タン塩から。一番舌が敏感な時に、一番美味いものを食すという思想。久しぶりの焼肉は網におでこを突っ伏して「うめぇ!」と叫ぶほどだったという。

鶏肉と同じく、焼肉屋での理解出来ない注文について。

海鮮を頼む奴も好まないという二村。冒頭の知りあいは、帆立・海老・イカの海鮮三種の神器も併せて頼んできたという。

二村:港じゃないんだから。なぜ焼肉に来て海老の殻を剥かなければならん。

海老・イカがナシなのは同意だが、火力の弱い網の端っこで帆立をじっくり炙るは嫌いじゃないというホイップ。ハードコア弁当を食ってるとは思えない情緒あふれる発言。だが、お腹を満たす程は食べたくないという。

ホイップからは野菜がナシだとの主張。ピーマン、人参、玉ねぎ、かぼちゃ。

:キノコ類は?
:椎茸自体は好きだが、焼肉屋で頼む椎茸は絶対美味くならない。雑味がつくので嫌い。

野菜排除のスタンスを崩さないホイップ。

二村はチョレギサラダを好むが、ホイップはサラダにも一切手を付けないという。お肉と一緒に食べれば美味しいという二村に対して、お肉と食べればだいたいなんでも美味いと反論。

:焼肉屋に来たんだから、肉を食わないといけないとさっき誰かが言ってたよ。
:私です(笑)

大好きなお米についても最後に少しだけだというホイップ。食べ放題によく行くので、ご飯でお腹を満たしたくないという。一方、ご飯は最初からいくという二村。

:あなた、ストロングスタイルですね。
:俺のほうが、焼肉原理主義だな(笑)

ソーセージを頼む奴については、ちゃぶ台をひっくり返したくなるほど嫌いという二村。ホイップも激しく同意する。

ハードコア弁当に乗せるものをなんで焼肉屋で食べなければいけないんだ!

まるで奥義かのようにソーセージを注文する奴に対して、スーパーで買って家でフライパンで炙って食えよという二村。

逆にアリな注文(11:05~)

逆にこれを頼む奴は「わかってんな~」という注文について。

二村は、オイキムチ(きゅうりのキムチ)推し。また野菜かとホイップ。

:意外と軟派ですよね。チャラいっすよね。

先日のホイップの焼肉相手は、ホイップと考え方が合っていたという。サッカーによる例えを繰り出すホイップ。

タン塩をワントップ(FW)に置いて、それを中心に攻める。カルビは二列目。(タン塩は)メッシ
:1.5列目なんですけどね。

お肉の焼き方(13:15~)

お肉の焼き方についても一家言ある二村。

お肉を一気に全部網に乗せる奴とは相容れない二村。ホイップも同意。

そういう奴にはトングを渡せない、焼き方の心得がある自分に任せて欲しいと宣う二村。

それに対し、ただ奉行にやられるのを良しとしないセフル志向の人もいるというホイップの指摘。ホイップ自身も自分で焼きたい派。

誰と行っても奉行になるのか?というホイップの問いに対して、目上の人と行くときはしゃしゃらないという二村。

:しゃしゃってる自覚あるんだ。
:(笑)

ホイップがセルフ派たる理由は、自分のペースで食べれるし、焼く楽しさがあるからと主張。

焼く楽しさなんてあるのかという二村。今までは、大変な作業を自分が請け負っているという認識だったと語る。

:余計なお世話だな~

以前ホイップと焼肉に行った際に奉行として振る舞った二村だが、ホイップとしては正直鬱陶しかったという。

たこ焼きやお好み焼きなどと同じく、焼肉も焼く行為を楽しむのが醍醐味の一つだというホイップ。

その意見に対してそんな人いるとは思わなかったという二村。

:あ~そう(唖然)
:えっ、小学生?

自分で焼く作業の楽しさが分からないと繰り返す二村に、それなら鉄板焼き屋にいけばいいというホイップ。

:奉行ってたいてい鬱陶しがられてるものだから。そこ自覚して!
:(笑)そんなズバっと・・

セルフスタイルは個々人の焼き方の違いが気になるという二村を、うるせぇ!とホイップが一蹴。頑固ラーメン屋の店主じゃないんだから好きに食わせろ、(焼き方の)失敗も醍醐味だと主張するホイップ。

:その食べ方ダメとかイイとか、そんなんいいんだよ!こっちは失敗してぇんだよ
:それじゃ焼肉の良さ30%も出せてないぜ。
:違うんだよ・・・俺の親父と一緒だ。俺の親父は子供と遊ぶのが下手でねぇ。

話はホイップの心の傷へ。

ホイップの親父は子供の試行錯誤を許さず、すぐに正解を教えようとする親だったと回想。

俺が工作やってんの!俺が試して、俺が失敗して、何回かの試行錯誤の後に成功する。それが俺の学びじゃん!
:奉行としては、「違う、違う、こうやって焼くんだよ」って示して学んでほしいわけ。
お前がやりたいだけだろ!

13歳当時の苦い記憶が蘇ってきたホイップは、更にヒートアップ。

:自慢すな!お前の知識を自慢すな!
:違うんだよ、知識を伝承してんの。
:いらん、いらん!俺がやって俺が学びたいの!!お前の知識を自慢すな!!!

ホイップのトラウマえぐり出しコントへ。

:わかってないのが見てて気になるんだよ。「違うんだよ、ホイップ」って。
:「やめて!本当にやめてくれ!
:「今、このタイミングでひっくり返すと、ほら美味しいだろ
:「やめて、やめて!うるせぇ、親父!もう、こんな家出ていく!!
ふたり:(笑)
:やめろ!思春期の俺取り戻したわ。

注文については息が合ったが、焼き方については相容れない二人。

今度改めて一度焼肉に行こうと二村からのお誘い。めんどくさがるホイップ。

焼き方の上手さを褒められたいのは認める二村。それはエゴだとホイップが一蹴。

食い下がらない二村に対し、一回の焼肉で三回までは二村の焼いた肉を食べてやるから、それで我慢してくれと懇願するホイップ。

ホイップのトラウマえぐり出しショートコント再開。

奉行に全部任せたい人は10人中2人くらいだから、気をつけろというホイップ。

今回、「焼く行為を楽しむという人がいる」と知って目から鱗だったと振り返る二村。

二村の妻も実は二村の奉行っぷりにうんざりしているかもしれないというホイップの指摘。

:相手がどういうタイプかちゃんと確認しないといけませんね。
:当たり前でしょ!あんた絶対セックス下手だろ!

ホイップの衝撃の指摘に、二村が不意を突かれたところで締め。

感想

お気に入りのグルメ回。

二人が焼肉について語り尽くした回じゃった。

序盤の何を食べるか討論。気の合う二人の注文分析も、怒涛の後半への布石となっておる。

意見が合っているように見せて、その実、牛原理主義のホイップに対して、そうでもない焼肉軟派野郎だった二村。二人の袂を分かつホイップによるこの指摘が素晴らしいのぅ。

後半、お肉の焼き方論争。

奉行派とセルフ派という好みはあるのは分かるし、別に二人の嗜好がたまたま異なったのはよい。ただ、二村がセルフ派の意向に全く共感しないのが面白い。というか、二村のやばいところじゃ。

ホイップの思春期のショートコントにより面白可笑しい展開になっていくが、二村が、「自分で焼く行為を楽しみたい人がいる」ということにこれまで全く配慮していなかったというのはマジな気がするのぅ。

後半のホイップのお説教により上手く冗談と化しているが、、、そう、今回ばかりは二村がやばい人じゃとおじいちゃんは思う。爆笑問題でいうと太田が破天荒に振る舞っているが、実は田中がやばい人というのにちょっと似ている。

おじいちゃん

何はともあれ、やばい二人のポッドキャストが愛おしいぞ

【参考】おじいちゃんの焼肉論

ちなみに、おじいちゃんの焼肉論としては、下記の通りじゃ。

注文編
  • 好む部位:タン、ハラミ。※霜降り系はちょっとでいい。
  • 鶏・豚:調子がのったらいく
  • ソーセージ:いかない
  • ホルモン:わりといく
  • 野菜(焼き):いかない
  • 海鮮:あまりいかない。ホイップ同様、帆立くらい。
  • サイドメニュー:ナムル、キムチくらい。サラダはお肉が食べれなくなるのでいかない。
  • 締め:(お腹に余裕があれば)冷麺
  • ご飯:絶対いく
  • お酒:いかない。食べ専。

おじいちゃん

注文はわりといろいろ楽しみたい軟派爺じゃ。
焼き方編
  • 男わいわい焼肉:セルフ派
  • 女タイマン焼肉:奉行派 ※ただし事前に焼く?って聞く
  • 焼き方:各自一枚ずつ、肉に集中派

おじいちゃん

女性とは、焼肉を食しながら焼肉論を語ったりするのぅ。

そういえば、焼肉にいく男女はもう出来上がっておるというのはおじいちゃんの若い頃よりよく伝え聞くところよ。

若い頃は焼肉欲が溢れる時期もあったが、年を取ると悲しいかな次第に減退してくるものじゃ。しかし、ホイップが言うようにいつまでたっても焼肉がエンタメであることは変わりはせん。

同席者の焼肉スタイルに注目してみるのも、これ一興なり。

 

終はり。

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