【New】月刊ポッドキャスト新聞10月号

【レビュー】『終電間際の男女の攻防戦とオバショット論』|ゆとりっ娘たちのたわごと(第3回)

「ゆとたわ」レビュー

写真のオバショット論

オバショット 有吉

(37:00〜)

最近いろんな人と会って写真を撮る機会が多いが、以前よりポーズを意識してしまうというほのか。
昔はピース✌をしておけばよかったし、プリクラの定番ポーズもあったが同じポーズはもう出来ないというかりん。

:大学の時は怪獣みたいな手でワァーーってやるのが流行ってたの。

怪獣ポーズ

via シネマトゥデイ

それも今は昔、社会人になったらもう使えない技である。

ほのかの差し当たりの対応策は、小物を使うこと。
ワイングラスを顔の横に持ってきて華やかさを補うなど。

一方のかりんは、最近なにもしない。

:「気をつけ」
「気をつけ」だけど、顔でこの状況に迎合してますよっていう表情で撮る。

おじいちゃん

顔芸やん

そうしていると、無意識のうちにいわゆる「オバショット」になってしまうという。
そう、幼き頃に自分の母親が写真のなかでキメていたポーズに。

オバショットの特徴として挙げられるのは☟のあたり。

  • 顔の横に手を添える「こちらです」
  • 静かにちょんと座って脚を閉じて手を添える
  • 斜めになる

 

ガオーポーズ(先述のかりん)、アロハポーズなど現代の定番ポーズを取り上げるほのかは最近の仕事でのエピソードを紹介。

職場の10周年記念に、10ポーズ(右手1、左手ゼロ)にて記念撮影をした。
撮影時は可愛い気がしていたというが、出来上がった写真は凄く地味。
ポーズにより印象の度合いが左右されることを実感したという。

指が1本では楽しくなさそう
2本のピース✌はより優秀
5本のガオーポーズは最強

立てた指の数と見た目の楽しさは比例するという謎理論が立証された。

参考①:【ピース以外】写真を撮る時のかわいいポーズ20選♡2人~大人数 | JGS
参考②:参考にしたい!プリクラ・写真のポーズ集 | NAVER まとめ

 

一方、仕事柄プロのカメラマンと絡むことが多いかりんだが、プロはやはり被写体をノセる技術が凄いのだという。
「はい!はい!!かわいい!かわいい!!かわいい!!!」
君かわうぃーね

結局、本当に自然に楽しんでいる姿が最良で、カメラを意識してしまうとオバショット化するのではないかという結論に。

:うちのお母さんメガネかけてるんだけど、写真撮る時だけいっつもメガネ外すの…
それがすっごい子供の時からイラッとしてて。

半目上等、インスタ映えクソくらえ精神で、今後は「楽しければいいんだ!」という意識改革に臨むという二人。

小さい頃のアニメ、今観るとヤバイ説

ちびまる子ちゃん

(45:00〜)

先日二人で行った新潟旅行でお風呂上がりに『ちびまる子ちゃん』を見ていた際のエピソードを語るかりん。
なにらやその内容が忘れられないという。

以下かりんによる内容説明。

親戚のおばさんがまる子の家に遊びにきた
▶おばさんは赤ちゃんが生まれたばかり
▶まる子には事前にお母さんから、その赤ちゃんの子守をするように伝えられていた
▶可愛い赤ちゃんが来るのをおじいちゃんと二人で楽しみにしていたまる子
▶いざ来てみたら意外とブサイクな赤ちゃんで、「思ってたのと違う」となってしまった二人
▶やっぱり面倒を見たくないと言い出す二人
▶最後は顔は微妙でも面倒を見ていると可愛いと感じてくるというオチ

:ブサイクな赤ちゃんに対する反応がシュール過ぎて。
これ子供が見るアニメなのかな?って思った。

1119回 「まる子とぷくぷく赤ちゃん」の巻

1119回 「まる子とぷくぷく赤ちゃん」の巻

おじいちゃん

これかな?

さくらももこ作品でいうと、『コジコジ』もなかなかだというかりん。


参考:一見バカらしいが実は哲学。「コジコジ」の名言の数々がスゴイ。 | NAVER まとめ

 

幼少期に見たものでも、今改めて見ると違う見方があるのではないかと思い、いろいろ探してみたかりん。
友達からのヤバイとのおすすめ作品は『ピーターパン』。
ピーター・パン

ティンカー・ベル
フック船長
ウェンディ
etc.

キャラは分かるが話の筋は覚えてないという二人。
改めて作品を見返したかりんだったが……

:改めて見たら、ほんとにヤバイ話で(笑)
まずピーター・パン、言葉悪いけどクソですね。

一般には無邪気な子供という印象だが。

以下はピーター氏のかりん評。

  • 白雪姫の王子などと同列に扱うな
  • ジェントルマンでもなんでもない
  • めちゃくちゃ子供
  • 人の話を聞かない
  • すぐ忘れる
  • 自由すぎて自分の事以外どうでもいい

 

作品の話の大筋は、ウェンディたち姉弟が寝ているときにピーター・パンがやって来てネバーランドに連れて行ってくれるというもの。

しかし、そのなかで度々現れるピーター氏のクソっぷりにご立腹のかりん。
例えば、ネバーランドへの移動の際、空を飛ぶことに不慣れで遅れてしまうウェンディを全く待たないというピーター氏。

:「大丈夫だよ、ほらこっちにおいで」みたいな感じで。
慣れてないんだから(●`ε´●)
全然気を使えないわけ。

あるいは、人魚に会いたがるウェンディを人魚島に連れて行ったときも……

:そこでも「じゃあ人魚にウェンディを紹介するよ」とかウェンディに言ってたのに、そこで急に人魚たちと話し込んじゃって。
自分の冒険談とかを人魚たちに話してる間に、ウェンディのこと忘れちゃって
しまった、すっかり忘れてた
みたいになるのね。
待ってるからウェンディ!
待ってんだよ(●`ε´●)

それに加えて、女のドロドロした事情、性差別、コンプライアンス抵触など作品のヤバめなポイントを紹介するかりん。

  • ウェンディは他の女キャラ全員から嫌われている
    ※理由はピーター氏に好かれているから
  • ティンカー・ベルは嫉妬でウェンディを撃ち殺そうとする(本気)
  • 人魚はウェンディを溺死させようとする
    「誰?あの女!?」
  • ピーター氏はウェンディを「小さいお母さん」と呼ぶ
  • フック船長は歌を唄っているだけの部下を「うるさい」という理由で撃ち殺す

おじいちゃん

登場人物全員ヤバイやつ

アニメきっかけで、話題は過剰なコンプライアンスについて。

『クレヨンしんちゃん』に起こった異変を取り上げるほのか。

ぶりぶりざえもんケツだけ星人ぞうさん、ミサエのげんこつ
など『クレしん』を彩る名シーンたちが、近年❝コンプライアンス上❞作品から姿を消したのだという。

ぶりぶりざえもん

作品の魅力がなくなってしまっていると悲しむ二人。

クレヨンしんちゃん NG
via img.togech.jp

参考:驚愕!クレヨンしんちゃんから○○が消えてたなんて・・・ | NAVER まとめ

 

先日の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でもコンプライアンスに関したネタが準優勝を飾る。


 ガンリキ 佐橋大輔 / キングジョー えびす / さくらかおり 第23回(2017/12/21 O.A.)

 

さらに話題は「たまごっち」へ。

たまごっち

ハライチ岩井のラジオによれば、最近のたまごっちは死なないのだという。
死んだ際に出現する天使が好きで、放置プレイに興じていたかりんだったが……
最近のたまごっちは死ぬことがなく、世話をしないと家出するという事実を聴き残念がるかりん。

これも❝死❞の扱いに過度に配慮したおかしな事態である。

:変に規制しすぎるのはどうなのかって問題あるよね。
電通のやつも一時期問題になって、22時以降は必ず退社しなきゃいけないって話になったけど、結局隠れてやってましたみたいなのがまたニュースになってたけど。
無理だってことなんだよ!だから。
無理やり規制しても根本を変えないと無理なんだよね。

MEMO
オピニオンリーダー(英: opinion leader)とは、集団の意思決定に関して、大きな影響を及ぼす人物。 世論形成者、もしくは世論先導者とも呼ばれる。

突然のオピニオンリーダーの登場に驚くほのかだが、振り返ると意外にも7割くらいはこのような真面目な話をしているという二人。
『クレヨンしんちゃん』のように苦情が発生するくらい世に影響を及ぼしたいと意気込むゆとりっ娘。

おじいちゃん

7%じゃない?

ご意見・苦情はこちら☟まで。

✉yutotawa(アット)gmail.com

Twitter @yutotawa

二人:なんでもいいでーす。

( ´Д`)ノ~バイバイ

感想

第3回。
全編に渡り、とりわけかりん異常さユニークさと独自の感性が溢れ出した回であった。

おじいちゃん

どうやら彼女はシュールなものに惹かれるのかのぅ

2017年末、約1年前の配信回についてこうして振り返ってみると、時事ネタのようなものはさほどなく普遍的なテーマを語っていることに気付かされる。

クリスマス、音楽、料理、宗教、SNS、結婚、気候、ファッション、世代論、マナー、恋愛、フィールドワーク、流行、アニメ、コンプライアンス、社会風刺、批評……

今回のテーマを列挙してみると大変崇高かつカバー範囲が広い番組ではあるまいか。
事実アニメパート以降は結構知らないことがあり勉強になった。

さらに、毎度のことだが、女性の社会というのはリアルからネットからアニメの世界に至るまでなかなかに生き辛い大変な時代だなと思う。
と、同時にその荒波を器用に泳いでみせたり、時々呑まれたりする二人の姿がポッドキャストというマイナー趣味を持つ根暗リスナーたちに響くのであろう。

ちなみにおじいちゃんは最近そんな根暗リスナーを増やそうと、身近でポッドキャスト普及活動を行っているのだが、食事の席を伴にした女性がこの番組を聴いておりなんかキテるなと思いましたぞ。

P.S.

最新回・第57回(2019/01/23配信)にて、ほのか病欠のため初のかりん一人回実施。
なかなか素敵なノリであった。

ー後に未来のFMラジオDJの誕生として語り継がれる瞬間となるのであった

とかならないかな。

波よ聞いてくれ
via このマンガがすごい!WEB『波よ聞いてくれ』

参考回

第57回「【番外編】ゆとりFM_かりんのリンリン☆ウェンズデー」

 

終はり。

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