テンプレ情報
- タイトル:『誰でもできる簡単な仕事を無理矢理引き継いだAさんの事情』
- 放送回:第1578回 (9本目/10本録り中)
- 公開日:2018-12-04
- 収録日:2018-11-10
- 長さ:19:37
- フリートーク回(※新パッケージ)
- ジングル:イチカワそらそうなるわ編(※NEW!)
- 配信ページリンク:https://tdkdx.com/1578
こんちわ。おじいちゃん(@podcastog)です。
今回は職場のちょっと困った人にまつわる話。果たして配信タイトルのAさんとは?
おじいちゃん
内容
【ジングル】
♪イチカワそらそうなるわ編(※NEW!)
タダシゲ:第1578回(略)。どうも、こんばんわタダシゲです。
マスダ:どうも、「マスダヤスユキ、」です。よろしくお願いいたします。
おっきい二つの話をどちらから話そうか迷うマスダ。テイストはどちらも事件的な話だという。
恒例の会社ネタに決定。少々デリケートな点もあるので、珍しく偽名・伏せ字を使うとのこと。
おじいちゃん
誰でもできる簡単な仕事を無理矢理引き継いだAさんの事情
(0:50~)
事件が起きたのは、マスダおよびマスダの上司が休みの日。
休みの前に、マスダはパートさんに郵便局に行き書類を発送するという簡単なお仕事を依頼していた。
休み当日の夕方ごろ、マスダのもとにパートさんから
出せそうにないです。
とLINEが届く。
当然、理由を尋ねるマスダ。
返答は、
ちょっと今バタバタしているので、明日しっかり説明します。
とにかく今はその事実だけ伝えます。
との内容。
結局、今日出せるのか出せないのかの事実を再度確認するマスダ。1~2時間後に、もう一度返信が入った。
出せました。お騒がせしてすみませんでした。
経緯は明日報告します。
出せたのならよかったと一安心し、次の日出社したマスダ。
パートのおばちゃんから話があるとマスダとマスダの上司が呼び出される。
真剣なおばちゃんに、何があったのかと戸惑うマスダ。上司からも、パワハラでもしたのかとからかわれる。
以下、おばちゃんとのやり取り。
おばちゃん:いやぁ~、昨日ちょっと事件がありまして。
マスダ:あぁ郵便局のバタバタの話?
おばちゃん:そうなんです。
(※おばちゃんの説明)
- 頼まれた通りに宛名シールを貼って郵便局に出しに行こうと思って、かばんにハガキを詰めてた。
- 結構荷がかさばり、かばん2つとなった。
- かばんが2つあったので、2人で自転車二台で行こうと自転車を借りにいったら自転車が1台しか空いてない。
- 若いパートの子が「1台で私行けます」といったが、1時間くらいしたら使用中の自転車が帰ってくるだろうから待とうということになり、ハガキを置いていた。
- するとAさんがやってきて、「僕持ってくで!」と宣言。
(タダシゲ:なんか聞いたことある話し方やけど) - パートのおばちゃんは「いいです、引き継ぎ受けてるんで」とやんわり断る。
- 「いや、ええねん。僕が1人動くのと君たち2人動くのでは効率が違うから。僕一人で行ってくるわ」とAさん。
- 再度断るおばちゃんだが、半ば強引にカバンを持ち郵便局に出かけたAさん。
- なかなか帰って来ないAさんだが、まぁいいかと放っておいた。
- ようやく帰ってたが、なぜか尋常じゃないほど汗だくのAさん。
- お礼をいい、問題なかったか尋ねると、
「なんか書類に不備があって出せてない」というAさん。 - 書類に不備はないはずだが、確認のためハガキはどこにあるのかとAさんに尋ねると下のロッカーにあるとのこと。
- おばちゃんがは「自分で対応するので、ロッカーの鍵を渡してください」とAさんに頼み、鍵を受け取った。
- ロッカールームに行き、番号のロッカーを開けようとしても、受け取った鍵で開けることができない・・・よく見ると、Aさんが渡したのはロッカーではなく自転車の鍵だった。
- もう一度Aさんのもとに行き、鍵が合わない旨を告げロッカーの鍵を渡すように言うと、鍵を投げてくるAさん。
- 「なんやこいつ」と思いながら、再度ロッカールームへ行こうとするおばちゃんだが、Aさんが自分で開けると付いてくる。
- 鍵にはロッカーの番号が書いてあるのに、全く違うロッカーに順々に鍵を刺すという不可解な行動にでるAさん。
- おばちゃん:「Aさん、鍵に書いている番号のロッカー開けたらいいんですよ。」
Aさん:「そうか~」 - ロッカーを開けるとぐちゃぐちゃになったハガキの束が・・・
- 自分たちで準備をしたハガキをこのような状態にされて流石に怒ったとおばちゃん。
おばちゃん「Aさんこれ、お客さんに届けるやつなんで、大事に扱ってもらわないと困ります!」 - 汗だくのAさんは生返事でなぜか逆ギレ気味だが、観念したのか白状しはじめる。
- Aさん:「書類なくしてん。郵便局行って(郵便物)渡してんけど、書類ないから受け取ってもらえんかってん。
でも受け取ってもらわなあかんから、4束だけ「調査せぇ」言うて渡してきたから、今調べて貰ってんねん。」 - 調べるなにも、郵便局の人にそんなこと言って「Aさん何してるんですか」状態の職場。
- 結局なくした書類を探さなければいけないことになったが、それは廊下に落ちていた。
- 書類を持って発送のために郵便局にいくおばちゃん。
おばちゃん:「さっきちょっと太ってる人が来たと思うんですけど・・・◯◯という会社なんですけど。何か預かってませんか?」
郵便局員:「あぁ、これこれ。ちょっと困っててん。その人が置き忘れていってん」
3束のハガキと【株式会社◯◯・忘れもの】という札を受け取ったおばちゃん。 - なんとか無事にまとめてハガキを発送できた。
おばちゃん:っていうことがあったんです。
マ:イチ◯ワさんやねんけど。
タ:わかりますけど(笑)だいぶ最初にわかってましたけど。
マ:俺は、ちょっと恐ろしなったな。
ちょっと怖いこの話を、一応総務案件ではと判断して総務に伝えたマスダ。
どういう結論を出してくるかと思っていたが、その結論が伝えられた。
どうやら過去にもそういうヤバイ案件をやらかすときがあり、追い詰められると今回のようにやらかしたり、汗をかいたりする症状が出てしまうのだという。
マ:結論的には「優しくしたってくれ」みたいな。
タ:ほぉー、なるほど。
コミュニケーションがままならない女性社員
(13:22~)
もう一つ別の会社関連の話を紹介するマスダ。
私生活でゴタゴタがあり、鬱病をこじらせたのち、復職した女性社員(正社員)がいた。
その女性社員はメンタル的に問題を抱えているので、末端の精神的負荷が少ない仕事をしていたが、末端の仕事でも最低限必要なやりとりですら危うい状態だという。
マ:まぁ、コミュニケーションない仕事なんかないからさぁ。どんな雑務や庶務でもある程度コミュニケーション出来ないといかんところあるから。
それすらも出来へんくなった人がいて。でも他に仕事がないからそれ(末端の雑務)をしてる人がいて。
「でも、これじゃ拉致あかんから・・・やっぱりあかんのちゃいます?」
っていう総務案件の話も最終的には「優しくしたってくれ」っていう・・・
タ:アハッハッハッ(笑)あぁ・・・うぅん。
マ:ってなってんねんけど。それ結論「優しくしたってくれ」なんかな?
朝礼での挨拶を拒否する契約社員
(15:00~)
自分の会社でも近しい話があるというタダシゲ。
一切コミュニケーションを取らない契約社員の男性がいるらしい。
タ:何を話しかけても無視に近いというか・・・
正社員じゃないからあんまり強く言えないっていうところがあって。
タダシゲの会社では、朝礼当番的な役回りが順番で回ってくる。
当番の人は唱和や「おはようございます」的な挨拶をするのだが、台本があり言うことはほぼ決まっており、オリジナリティーはいらない。結構な人数の前でやるので恥ずかしさはあるかもしれない。
そして、とうとう順番がその全くコミュニケーションを取らない人に回ってきた。
課長から「順番がきたから明日頼むわ」との指示に対し、「やりたくないです」との解答をする例の人。しかし、「これは仕事なのでやってください」と再度指示を受ける。
次の朝・・・
まだタダシゲの課は人が集まっておらず、タダシゲと例の人ともう一人くらい。
朝礼の時間が迫るが全く動き出す気配がない。
タ:「これはもしかして・・・」と思って、時間になった瞬間
「どうすんの?」
って聞いたら、
「やんないっす」
って言って(笑)
マ:軽いなー(笑)
結局、他の人がやったらしい。
締めくくりの議論へ。
マ:ただハガキを出すってだけの案件に対して、一人のアホのせいで全てが狂うっていう障害がでるわけよ。
まぁAさんを引き合いに出してるけど、他でもいっぱいあんねんで。そんな話って。
やっぱり人に迷惑かけたり、怖がらせたり、そいつのせいで悪影響を及ぼしてるっていうのが明確になった時点で、やっぱり辞めさせるっていう意見はアレかも知れんけど・・・総務からしたら波風立てたくないから穏便にっていう話になるんやろうけど、でも弱くなったもん勝ちかいな?
タ:いや、もうそうやねん。
だから、その全然コミュニケーションとらんかった奴も、結局ずっとそのスタイルでやってきてて、皆もだんだん関与しない方向にはいってるんやけど・・・
でも「優しくしたってくれ」っていう、いやほんまに同じやねん。結論全部それやねん。
マ:wwwww
タ:これほんまどうしようもないんよ。
マ:どうしようもないなーこれ。
すごいな。やっぱり守られてんねんな、日本て。
タ:それも一つの生き方なんやなと思って勉強になってるんやけどね。もうしょうがないです。
ある意味勉強になったところで〆。
感想
二人の職場の困った人の話。
正体は『タダしい』リスナーならお馴染みのあの方でした。
Aさんの奇行が心の病の為なのか、人間性のせいなのか、会ったことのないおじいちゃんにはわからん。
そして、本当に心の病ならばただしい治療が必要であり、鬱は甘えなどという気は毛頭ない。
年間3万人にものぼる自殺者がうまれる国、日本。日本人は病んでいる。
ポジションを取るということ
仮に心の病なら仕事を休職したほうがよいが、実はそういう“ポジション”をとっているのならどうだろう?言い換えるとそういう立場を取る、そういうキャラで通っている、または演じるといってもよい。
そう、職場でポジションを取っている人なら分かると思うが、それが明確であればあるほど職場で振る舞い易くなるのだ。いい意味でも悪い意味でも。
例えば
- 何でも言いたいことは言う
- 残業しない
- 出世欲を表に出す
- 全く出世に興味がない
- 病弱
- (なるべく)喋らない
これらは各々その人のどうのような振る舞いを周囲に肯定させるか考えてみてほしい。
- 多少ズレたことを言っても許容される
- 定時で気兼ねなく帰れる
- 堂々と上司に媚びる
- 面倒くさい派閥案件から離れる
- 気遣ってもらう、過度なストレスを避けるよう配慮してもらう
- 雑用ごとを頼まれない
平均的な人からはズレた行動なので、もちろんなかには気に食わないと思う人もいるが、「そういう人だから」と認識されていれば、同じ行動を取るにしても周囲の受け取られ方は変わってくる。
おじいちゃん
例えば自分に取って譲れないポリシーや、どうしようもない事情をマネージするために取るポジションはおじいちゃん個人としてはポジティブに捉えているが、誰とも喋らないといったどう考えても業務上差し支えあるポジション(と言っていいのか謎だが・・・)をとることは周囲のみならず本人にもストレスを与えてしまうのではと思うし、なにかの苦痛から逃れるためかもしれないがトータルでみると本人にマイナスではと感じる。
どうせ取るなら、そのポジションがトータルで自分にとってプラスかどうかを熟考するように。
また、あくまで職場や望まざる人間関係が不可抗力的に発生する場での話であって、家族・友人・恋人などはポジションなど取らず素直な自分で接すればよい。
最後に、
やっぱり守られてんねんな、日本て。
という点。
これは、日本の勤め人が守られていると言ったほうが正確だろうと思う。
原因は一つ。一度雇うと雇用主は従業員を簡単にクビに出来ないため。
このおかげで郵便局にハガキを出せなくても、全くしゃべらなくてもクビにされることはないが・・・
- 頑張っている人の給料もさしてあがらない。全員横並びの給与体系。
- 労働流動性は低く、生産性も上がらない。
- 再就職あてを危惧しブラック企業でいやいや働き続ける。
といった大いなる負の面もある。
明日「クビです」と言われても、しばらく無職生活を楽しめるメンタリティーが日本人にあるか?
どちらの世界がよいかは皆改めて考えて欲しい。
終はり。