感想
いやぁ、語ってくれましたね。
二人が存分に語り尽くしてくれたので、おじいちゃんは感想をごく軽めに。
総評
まずは総評。
正直、ファーストラウンドおしりの3組(トム・ブラウン、霜降り明星、和牛)がやるまで、
「今年大丈夫かこれ…?」
と思っていた。
去年と比較してレベルやばないですかと。
ということでマスダが5組でいいと言った点も頷ける。
何にせよ最後の盛り上がりで救われて一安心な年であった。
また、今回知って驚いたことにM-1のHPを見ると1回戦から敗退者も含めて全て記録が公開されている(年によって通過者だけの場合もあり)。
アンジョリージョリーが出場したのは何年なんだろう・・・?
タダシゲには是非記録をチェックしてみてほしいのだが(笑)
審査方法
今回明らかになったのは、やはり現役感のある漫才師のほうが妥当な評価およびコメントをするということ。
もう大御所勢揃いみたいな感じはやめたほうがいいのは確か。
大御所を据えるとしてもちょっと締めるポジションで1人、2人で十分じゃろう。
たぶん出場者当人たちは紳助、松本に評価されたがっているんだろうが、紳助が去った今、一番持続可能性が高いのは2015年の歴代王者方式かのぅ…
あとは準決勝まで進んだ芸人による投票というのも考えたが、スポーツ競技をしているわけではなく、あくまで一番組でありエンタメ性も必要ということを考えると、審査員にも華が必要だとも言える。
とても難しい問題である。
あと個人的には正直敗者復活枠もなくてもよい。集客、マネタイズ面では必要なのかも知れないが。
和牛問題
今回の最終決戦二組のジャッジは難しすぎた。
和牛vs霜降り明星難しすぎるのぅ。
和牛は今年とれないと笑い飯化しそう。
霜降りは今年の勢いで押しきらないと、翌年以降厳しそうだし。— おじいちゃん@ポッドキャストレビュー (@podogchan) December 2, 2018
和牛が上手さとネタの幅広さで言えば断トツに傑出しているのは間違いない。
さらに笑い飯と比較されるが、ダブルボケという定型がある笑い飯に対して、和牛は毎年常にパターンを変えてきている。
おじいちゃん
★2015
「結婚式」(第6位)
★2016
「ドライブデート」(第2位)
「花火デート」(準優勝)
※優勝 銀シャリ
★2017
「ウェディングプランナー」(第2位)
「旅館の仲居さん」(準優勝)
※優勝 とろサーモン
★2018
「ゾンビ」(第2位)
「オレオレ詐欺」(準優勝)
※優勝 霜降り明星
そう、結局いくら優れていても一度見たパターンは新鮮味が失われてしまう。
だから本来優勝するには、決勝でお初にお目にかかる年に掻っ攫うかたちか、または少なくともその翌年までに新しさを残した状態で獲らなければならないというのがM-1の難しいところ。
だから和牛が今回3度目の正直で獲られなかったということは、2019年では仮に面白さが同じ初登場のコンビよりもさらに何倍も優勝へのハードルが上がることになると言える。
彼らはそれでもまた最終決戦の舞台に上がってくるじゃろう。
頑張れ和牛!
霜降り明星については、2018年12月現在せいや26歳、粗品25歳とまだまだピチピチであり、これからよしもとを背負そいうな感がビンビン出ておるのぅ。
これはタダシゲが推している『霜降り明星のだましうち!』を一度聴いてみなければなるまい。
via ABCラジオ(番組一覧)
おじいちゃん
芸人が語るM-1評
via ニッポン放送
ちなみに芸人が語るM-1論も面白いぞ。
おじいちゃんが見つけたところでは、このあたりが公式媒体(主にラジオ)で語っておる。
- ノンスタ 石田 & ナイナイ 岡村
『ナインティナイン 岡村隆史のオールナイトニッポン』LF 2018.12.06 OA - 小籔一豊 & 笑い飯
『土10』MBS 2018.12.07 OA - ますだおかだ 増田
『よなよな… 』ABC 2018.12.04 OA - オードリー
『オードリーのオールナイトニッポン』LF 2018.12.08 OA - キングコング
『毎週キングコング』YouTubeチャンネル 2018.12.09 公開 - 雨上がり決死隊 宮迫 & スピードワゴン 小沢
『アッパレやってまーす!』MBS 2018.12.04 OA - 南海キャンディーズ 山里
『山里亮太の不毛な議論』 TBS 2018.12.05 OA - おぎやはぎ
『おぎやはぎのメガネびいき』TBS 2018.12.06 OA - トータルテンボス
『トータルテンボスのぬきさしならナイト!』TBC 2018.12.03 OA - アルコ&ピース
『アルコ&ピース D.C.GARAGE』TBS 2018.12.04 OA - 笑い飯 哲夫
『笑い飯哲夫の喜怒怒怒怒怒怒怒怒哀楽ニュースシャワー』MBS 2018.12.06 OA
同業者として愛ある論評が聴けるぞい。
たぶん今ならまだYouTubeでも…
「M-1」が、こんなにクソ真面目に見るお笑いも他にないだろうという稀有な番組であることには違いない。
来年も元気に「あーでもない、こーでもない」とラジオを聴きつつ語りたい。
終はり。