テンプレ情報
- タイトル:『女子と呼ぶか女性と呼ぶか』
- 放送回:第448回
- 公開日:2018-11-05
- 長さ:15:08
- メッセージ:なし
おじいちゃん
内容
柴ちゃん:どうも、柴山ケンです。大阪の方の柴山ケンです。
おかよ:どうも、おかよです~。鹿児島の方のおかよです。
二人とも風邪を引いていたもよう。
お:いやー大変だったばい。
柴:二人共ね、スーパー風邪引きボーイとスーパー風邪引きガールで、、ちゃうわ。スーパー風邪引きレディーでやってますけどもね。
ここから、柴ちゃんによる「女の子といつまで言えるのか」という問題提起へ。この話は実は一度結論は出ているという(おかよは覚えてないが昔やったらしい)。当時は、年を取ることにネガティブなイメージが付きすぎているので、別におばはんでもええやんけという結論に達した。
しかし、昨今は柴ちゃんたちより年上の人でも「女の子にそんなん聞くもんちゃうでぇ」という発言をする。対して、おかよはその発言はボケだという。下肢静脈瘤(脚にボコボコができる病気)の手術の後に、これでスカートをまた履けるというおばあちゃんをみてやはり心はいつまでも女の子なのだと感じたという。それで言えば、おじいちゃんだっていつまでも少年心を持っているし、子供心の有無に関係なく線引きしようという柴ちゃん。
柴:だってさ、普通に世の中では20歳超えたら「成人男性」って呼ばれんのにさ、男子・女子でいつまでも呼ばれるわけやんか。もうよくない?
男子、女子は18くらいまでで終わりにしたいという柴ちゃんは、飲み会でも「男子はこっちー」との呼びかけに、毎回「男子ちゃうねんけどな、、」と内心思っているらしい。
柴:女子って言われたいから、男子言うてるやろ。心の中では男性って思いながら、男子って言ってるはずや。
壇蜜さんに女子とは使わないだろうという柴ちゃん。妖艶な人には、確かに「女性」という言葉を使っている。
結局キャラで決められてるのではというおかよ。
言われる側的にはどちらが嬉しいのか?「女性」のほうが嬉しくないかと問う柴ちゃん。
お:私はまだ「女子」のほうが嬉しいょ(///ω///)
例えば、運動会でお父さん&お母さんがいるなかでチーム分けをする際に、「男子こっち、女子こっち」と呼びかけてもお父さん&お母さんは動かないはずという柴ちゃん。これは、女子という自覚がないからだと語る。
それ(自覚の有無は)時と場合によるというおかよ。独身の30代が合コンで男子の括りに入れられることはあり得るという。一方、お父さんが自分を「男子」だと自覚しているのは嫌だという柴ちゃん。
海外では「Hey, Girls」より「Hey, Ladies」のほうがちょっと一人前の大人として見られてる感があって誉れ高いことなのではという柴ちゃん。日本の年取りたくない文化は何なんだろうと疑問を持つ。小さい時は女性扱いされたいし、年を取ると女子扱いされたいと語るおかよ。柴ちゃんは学生時代、ケバい化粧をして大人っぽく見られたい女子をみて、将来は絶対逆転する(女子と言われたがる)と確信していたという。
柴:それはでも俺は学生の時から思ってたけどな。「絶対逆転するわコイツら」って思ってたもんな。大人っぽい、化粧してケバい奴とか見てて「アホやコイツ」っていう。「(年取りたくないって)なんのに、絶対に!」って思ってたもん。
お:やっぱ憧れやで。
心(ハート)は女子のまま置いておいていいが、おばあちゃんはおばあちゃんでいいという柴ちゃん。今は「普通orブスor美人」論同様、みんながエエ方(※)の言葉に群がっているという。
第157回「 言葉デフレ~プレミアムノ恐怖再ビ~」
「普通orブスor美人」論 ★レビューあり
ここでいうエエ方とは「女子」であり、「女子」という言葉の方が可愛いく扱いを立ててもらえるというイメージがある。逆に「女性」にはおばさん的なネガティブなイメージが世間ではあるのではと考察する柴ちゃん。
おかよとしては、「女子」に可愛げがあることには同意だが、「女性」におばさんイメージはなく、単に「キチッとしている」という印象を与える言葉だという。
やはり「女性」や「女子」は、単に外見・年齢を評する言葉だという柴ちゃんに対し、やはり心があるのでみんな「女子」と呼ばれたがるのだというおかよ。
「女性」に付き纏うネガティブイメージが気にかかる柴ちゃん。「女子」という言葉を使いたがるのは若い人扱いされたいからだろうが、年齢が若い必要性などないとう。
お:それこそ、女の人に年齢聞くのは失礼よみたいな感じの風習あるやん。
柴:全く理屈が分かれへん。「俺に年齢を言おうが、言わまいがお前は35やし!」って思ってまうし。
先程の中学生の化粧と同様に、60歳になったら皆どうでもよくなるので、意味ないことで藻掻くなという柴ちゃん。年を重ねる魅力があるのに、「女子」という言葉で取り繕う行為が子供だという二人。
逆に、世間的に男は「男子」より「男性」と呼ばれたほうが嬉しいのではというおかよ。柴ちゃんはどちらも特に嬉しいということはないが、世間はちょっとずつ「男子」と呼ばれることを嬉しがる層が増えてきている気がするという。大学生や若い社会人でTikTokとかをやっている男がそういう層だという。
どうでもいいことにこだわってないでと、柴ちゃんから締めのお言葉。
柴:ということで皆さん、みんなで人生をエンジョイしましょうね。
お:どんな括りやねんな。
柴:走り出してますからね、みんなは。あの頃はあんなに大人になりたかったんや。今はもっと上を目指したいに決まってんねん、そんなもん。ザ・マスミサイルの曲でも言うてる、「俺ってなんか今見失ってるんかなぁ」って、小学生の自分に聞くねん。ほな、小学生の自分は「君は僕の進化版なんやから、僕に見えて君に見えへんものなんて何ひとつないよ」ってセリフがあるんや。そうして男子は男性になっていくんや!以上やで!柴山ケンやで!
お:女子代表、おかよでした。
柴:「女子」いうてるやんけ、お前。『億男』のやつと一緒やないか。何聞いとったんや!
第447回 「紅白饅頭」
『億男』のやつ
感想
女の人の呼び方論。
おじいちゃんからしたら皆女子じゃよ ヨシヨシ(。・ω・)ノ。それはさておき、「女子」という呼称に纏わるイメージはメディアが作り上げた部分も大きいと思う。「女子会」、「女子アナ」、引いては「大人女子」という謎語まで。
一生女の子宣言をしようがしまいが、生きていれば年は取るのでそれ相応の年のとり方をしたほうがおじいちゃんも魅力的だとは思う。
昨今は美魔女ブームに始まり如何に加齢に抗うかということが頻りに取り沙汰されておる印象じゃ。美容はでっかいビジネスの種でもあるでのぅ。賢明な女性リスナーの皆は、眉唾な情報に踊らされることなく地に足つけて生きていくがよろしい。
それで、結局いつまで女子かということについては、概ね学生までか20代前半までが一般的な認識ではあるまいかのぅ。30を超えたなら、少なくとも女性的な振る舞いを“目指して”欲しいというのが男性としてのおじいちゃん的意見じゃ。
いつまでも女子でいたいとこじらせてしまっている人にはジェーン・スー女史の著書を参考書籍として紹介しよう。
また男子問題も絡めるとあずまんとのこちらの対談も面白いぞ。
参考 ジェーン・スー『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』×東浩紀『弱いつながり』刊行記念対談幻冬舎plusちなみにおじいちゃんは、女の人からの呼ばれ方が「〇〇くん」から「〇〇さん」に変わった時に「おっ!」となったぞ。男性になったのか、おっさんになったのか?どうでもいいかの。
最後に柴ちゃんが締めに引用したのは、ザ・マスミサイルの『小学生の夏』じゃのぅ。素敵な曲なので聴いてみるとよろし。
おじいちゃん
終はり。
記事に頂いた反応(公開後日談)
柴ちゃんよりお褒めのお言葉。
おじいちゃんが完璧にまとめてくれている。一、男子の発言となると偏見を持たれてしまうけど。こうして第三者がまとめてくれることによって話を聞いてくれる人もいると思う。この談義はこのレビューを読んでこそ完結する。リスナーの方は絶対に読んでもらって損はない。ありがとう!おじいちゃん! https://t.co/hExSCGDnhs
— 柴山ケン (@shibayamaken) November 5, 2018