【New】月刊ポッドキャスト新聞10月号

【レビュー】『本当のピンチヒッター』|安住紳一郎の日曜天国(第565回)

福島暢啓の「にち10」レビュー

福島アナ自己紹介

次は~新福島!

(8:00~)

福島:で、自己紹介をしておかないと本当に誰だと思われると思いますので。
私は大阪のMBSという放送局でアナウンサーをしている8年目のアナウンサーです。31歳です。
TBSにもそのぐらいの世代の方はいらっしゃると思うんですが、それを事前にTBSのホームページで調べようかなと思ったんですけど…
それを知ってしまうと、たぶんOAで言っちゃうだろうなと思って。
で言っちゃうと、比較されるだろうなと思って。
で比較されると、分が悪いなと思いましたんで、調べずに来ました。
誰が同期かは各自調べてください。ちょっとわかりません。

中澤:はい(笑)

MEMO

福島アナと同期(2011年入社)のTBSアナ

吉田明世アナ

古谷有美アナ

(※男性アナはいない)

福島:30代でまだ若いもんですから、そんなに人生経験豊富というわけでもないので、大阪では番組はやってるんですけど…
大阪は本当にベテランの人が多いんですよ。
皆さんご存じないかも知れませんが浜村淳というね、ご存知ですか?

中澤:はい!それはもうラジオ界では名の轟いたお方で、安住さんもよく話題になさるので。
真似とかなさったりして。

福島:浜村さんのですか!?

中澤:はい。

おじいちゃん

安住は同業者マニアだからのぅ

福島:大阪の人間からすると不動の位置を誇るというか、もう40年以上番組をやってらっしゃって、東京でいうところの大沢悠里さんと並ぶといっていいのかわかりませんが、同じような位置にいらっしゃると思っていただいていいと思うんですけども。
王様みたいな人で、その方を中心として回っているMBSという放送局がありまして。
そこのなかではかなり私は若いほうで、別に帯番組を担当しているわけでもないんですけど。
MBSは野球のナイター中継というのをやっていまして、そのナイター中継が無い時期、野球がお休みの時期に、ラジオ局としてはそこに穴を開けるわけにはいかないので、番組をなんかしようということでそこを任されているのが私なんです。
ずらっとじゃないですよ。中3日だけですよ。火・水・木なんですけど。
次は〜新福島!』という番組がありまして…手間がかかりますね、一個一個全部説明しなきゃいけないから。

中澤:お願いします(笑)!

福島:全然前に進まないんですけど。
『次は〜新福島!』という番組をやってまして、火・水・木、夜8時から10時までの2時間の番組で。
その番組はどういう意向か分かりませんけどもアシスタントのかたがいないんですよ。
私が一人で喋らなきゃいけないんです。

中澤:そうなんですね。

福島:聴きました?

中澤:聴きました!

福島:・・・どういう感想を持ちましたか?

中澤:えーっと……私は…安心して聴きました。

福島:あっそうですか。いまちょっとあの(間が長かったのでは?)

中澤:「もしこのかたが東京に来たら私やることないなぁ」と思いながら聴きました。

福島:そんなことないんですけど(笑)

中澤:それが正直な感想です。
話題が豊富ですね、すごく!

福島:そうでもないんです。
偏ってるだけで。

中澤:いや本当に次々に。
あとゲストがいらして、ゲストとのお話もいつも盛り上がって、っていうのを拝聴しました!

福島:大変面白い番組ですので、是非関東の皆様にも聴いていただきたいなというのを手前味噌ながら思ってるんですけども。
まぁそういう番組を担当していて。
それともう一つですね、深夜の番組がありまして、『どうぞお構いなく。』という番組があるんです。
これも聴きました?

中澤:聴きました(笑)

福島:どういう感想をお持ちですか?

中澤:フハハハハwww
いや本当に、なんていうか不思議な魅力があるかたで、すごく落ち着いた話くちで優しそうなんですけど、所々で意地悪っぽさが顔を出したりとか。
ふっ…ふっ、不明

福島:不明ですか(笑)
まぁ「お構いなく」と言っているので、あまり近づいてくれるなというメッセージをタイトルに付けてるくらいですからね。

中澤:そういうことかっていう。

福島:今までの会話を聴いていただいたら、なんとなくちょっとだけややこしい奴かなと皆さん思っていると思うんですけど。
まぁそういう人です。
で、アナウンサーをやってはいるんですけど、元々はアナウンサーをやるつもりで放送局に入った人間ではないんですよ。
本当は裏方というと悪いですが、制作サイドとか、最初のエントリーシートを出した時は営業志望で出したくらいのものですので。

中澤:ふ~~ん!

福島:本来はこういう風にマイクの前に座りまして皆さんに何かをお伝えするという立場の人間ではないはずなんですけど…
なんでしょうね?なんでかわかりませんけどもこういう職業をやることになってしまったものですから。
全部成り行きでここまで来たよな状態で。

中澤:でもお話の方も学生時代から、いろいろ研鑽を積んでらして。
決して不得手ではないですよね?

福島:そうなんです。
先々週の放送を聴いたかただったらお分かりになるかも知れませんが、落語研究会というところに…ウンっ(咳き込み)
失礼しました。
学生時代に所属していまして…今、緊張が痰になって出て参りました。

中澤:ハハハハハwww

福島:徐々に…

中澤:形になって(笑)

福島:グッと体の奥に入れてたんですけど、グググッと気道の上のほうに上がってきたような感じがしましたけど。
一生懸命抑え込んでたんですけど。
今、ようやく顔を出したような状態で、失礼しました。

福島:なんだっけ?そう、落語研究会にいたので、そこでは漫才とか漫談みたいなことをやったりしていましたんで、人前で喋ったりすることはもちろん嫌いじゃない、なんなら目立ちたがり屋だったのかなという気はするんですけど。
そこから気づけばアナウンサーという職業をやるようになりまして。
まぁ「こんな楽しい商売はないな」とは思っているんですけど。

中澤:へぇ~

福島:まぁ、それでこの番組のメインパーソナリティーの安住さんのお仕事なんかはいつもお手本といいますかね、
「あぁ、こういう時はこうすればいいんだ」
「こういうところではこういう発言をすると綺麗に切り抜けられるんだ」
というのを学んでるところはありまして。
ですから、もちろん『にち10』は私毎週とは言いませんけど、結構聴いてまして。
学生の頃からポッドキャスト組で

中澤:ええっ!

福島:ええ、聴いてましたんで。

中澤:わぁっ!

福島:その中澤さんが目の前にいて。
「横で笑ってる人はあぁこの人なんだ」っていう方も横に座ってますんで。
なんかね、嬉しいですよ。本当に!

中澤:大丈夫ですか?がっかりはしてないですか?

福島:いえいえ、一切がっかりするようなポイントは…そうですね、ないと思います。
あのぅ、スタッフの方が誰も名刺をくれなかったぐらいですかね。

中澤:それは失礼致しました(笑)

福島:誰もじゃないですね。何人かの方からは頂いてるんですけど。
くれない方のほうが多かったので。

中澤:本当ですか?
ちょっと、持ってないんじゃないですかね?

福島:なんかそういう話も聞きました。
まだ名刺という文化があまりTBSラジオにはないっていう話もちょっと聞いています。
私は東京に来る時には、戦だと思って来てますんで。
名刺は社会人のピストルだと習いましたんで、沢山弾を補填してやって来たんですけど。
ほんとティッシュ配りみたいな状態で、あの…バラ撒いているような感じで。

中澤:それは失礼致しました。

福島:いえいえ、失礼とかじゃなくて。
風土かなっていう。

中澤:風土です。風土です。

福島:いろんな差があるもんだなと。
「これが東京か」と思ってます。
東京の放送業界ってやっぱりちょっと尖ってないと生きていけないってところがあるっていう風に聞いてますし。

中澤:(笑)

福島:だから、私すごく怯えてますよ!

中澤:そうなんですか?

福島:前回か、前々回くらいの、関西の地元での放送の時はいっぱい言ったんですけど。
あの…東京は伏魔殿と聞いていますし、
恐ろしい場所だと聞いてますし、
皆ニコニコしてこっち見てるけど本当はどう思ってるか分からないっていうのが東京だって聞いてますから!

中澤:そんなことないですょ。

福島:大丈夫ですか?

中澤:そんなことないです。
東京の者はむしろ関西の方たちのコミュニケーション能力の高さには本当に敵わないって思ってるところがありますから、そんな風に思わずに。

福島:そうですか。
まぁ大阪には大阪、関西には関西の怖さはあるんですけどね。

中澤:そうですね。

福島:私、宮崎県の出身で。
九州…知ってますか、宮崎県?

中澤:もちろんですよ(笑)

福島:なんとなく皆さん想像つきますか?
九州は9つありませんのでね、7つですので。7県ですので。
そのなかの一つの宮崎県というところに生まれまして。
言ったら田舎の町ですので、放送局も民放が2局しかないんですよ。
あとNHKがあるだけで、4つのチャンネルをコロコロ転がしながら見てるような状態で。
情報があまりないし、テレビ文化というものがあまりないところで育ったので、自ずとラジオが好きになりまして。

中澤:へぇ~

福島:『ラジオ深夜便』というNHKの夜中の放送がありますけど…
大丈夫ですか?TBSであまり他の放送局の名前とか出さないほうがいいですか?

中澤:大丈夫ですよ。

福島:一個一個確認しながら進めてますが、すみません。
その『ラジオ深夜便』というのをずっと聴いていて、
「あっ、放送の世界って面白いな」
と思うようになりましてね。
で、放送業界に憧れを持つようになって、その裏方の仕事に就こうと。
「どうもテレビとかラジオというのは寿命がぼちぼち来るらしい」という噂を学生の頃に聞きまして。

中澤:あぁ、それは世の中の流れで。
ネットもすごく隆盛になってくるし。

福島:ちょうどインターネットが一気にグーッと持ち上がってきた頃で、今までのメディアっていうのは既得権益に縛られていて、そんな殿差様商売はいずれ凋落の一途を辿るっていうような本がいっぱい出たんですよ。
それを読んでいたらちょっと悲しくなってきましてね。
ずっとテレビで育ち、ラジオで育った人間ですので。
「これは最後を看取ろう」と思って放送業界を志したんです。

中澤:わぁ~

福島:で、放送局に入ろうと思ったので、最初は営業とか制作志望だったんですけど。

中澤:なるほど~

福島:そういう学生時代のお喋りをしていたっていう噂を聞いた人事部の者が、「こいつアナウンサーでもイケるんじゃないか?」と判断をしまして。
それが合ってたかどうか分かりませんが、こういう職業をするようになって、今日皆さんの前で喋っている状態です。

おじいちゃん

う~ん、今日までの経緯の華麗な解説

<続く>福島アナが安住さんから受け取ってしまったものとは?

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