休日は旅行
福島:普段からやっぱりだから何にでも興味持ってらっしゃるんですね。
安住:そうね。もともとなんかいろいろ調べるのとか、人から話聞いたりとか。あと旅に出ても郷土博物館とか行くのが好き。
福島:え?今でもですか?
安住:そう。
福島:へぇ~。それはプライベートで行かれるんですか?
安住:そう。プライベートで旅行した時もなんかこう博物館とか、それこそ郷土歴史資料館とか、そういうところに行ったりとか。チャンスがあったら地元の人がやってるような講談とかありますよね?あの、語るみたいな。「新潟港と私」みないな話(笑)
福島:語り部の人たちがボランティアでやっていらっしゃるような。はいはい。
安住:そういうのになるべく行ったりとかして。だからもう、大阪城なんかもあれですよ。朝、あそこのニューオータニかな?正面玄関かなんかに集合して「大阪城ガイドボランティア」の皆さん方の紹介する大阪城ツアーみたいの、もう2回は参加しちゃったから。
福島:ええ!?それは混ざって、普通の観光客の方みたいな感じで行くんですか?
安住:うん。「おもしろーい」と思って。
福島:好きなんですね?
安住:好き好き。
福島:郷土史が好きなんですか?
安住:そう。なんか文化人類学的なものも好きだし。なんか地方に行くと一戸建ての建物の特徴とかが違ったりとか。で、「なんでここの地方は庇(ひさし)がこんな短いんだろう?」とか「なんでこういう建て方してるんだろう?」とか。あとほら、人の特徴もあるじゃない?
福島:はいはい。県民性というか、地域性というか。
安住:顔立ちとか、性格とかもあって。今はいろいろ流動的だけれども。で、なんかそういうふうに山梨とかに、甲府とかに行った時も「山梨の人はこうだな」、「女性はこうだな」とか「結構話が盛り上がるほうだな」とか、こうやって、最終的に自分のトータルの答えを出してWikipediaで山梨県出身の著名人の欄を出して「ほらっ!」みたいな。
福島:ハハハハ(笑)
安住:「俺が言ってたイメージ通りの人がいっぱい出てる」っていう、そういう楽しみ方をしたり。
福島:はぁ~。一人遊びがお上手なんですね、そう伺いますと。
安住:そうね(笑)
福島:確かに私も地方各地いろいろ周る仕事で行くこと多いんですけど。その時やっぱり「瓦屋根の色が違うな」とか「置いてあるしめ縄の形が違うな」とかいうのは楽しいなとは思います…
安住:思うよね。
福島:けど、そこからそれをじゃあ、地方の郷土資料館に行って眺めてみようかっていう気持ちは…やっぱりどうしても撮影で行ってますから一日中なんか撮ってるじゃないですか。そうすると、そのままもう一泊逗留して、それで見ようとか、合間の時間、朝早く起きてどうこうしようとかっていう気持ちよりも寝たいなっていう気持ちが勝ったりしちゃってスマートフォンでパッパと調べて終わるっていうのが多んですけど。そこに実際足を運ぶっていうのをやってらっしゃるんですね。
安住:いや~今ほらネットが万能の時代だから。結局皆がね、ネットで知識を得る時代だからこそ、逆に自分で知った人伝の話っていうのがものすごい価値があるから。で、年配の方もね、そろそろお亡くなりになるっていう時代だからやぱっりなるべくそういう所は自分で行っときたなっていう気持ちはあるけどね。
福島:それって、放送に今実は欠けてるとこじゃないかっていう気がするんですけど。
安住:そうね。確かに。
福島:もうインターネットの、なんて言いますか、引き写しみたいな感じじゃないですか。
安住:便利なんだけどね。
福島:それを、言ったら一次資料として取りに行くのを心がけてるというか習慣的にやってらっしゃるっていう感じでしょうかね?
安住:いやいや、まぁまぁ。まぁネットに載ってない話が一番面白かったりするんですよね。
福島:そうですね。それってその、あちこち行くっていうのは撮影でっておっしゃいましたけど、旅行もされるんですか?
安住:旅行大好き!
福島:旅行すごくしてますよね?
安住:一人旅が趣味だね。
福島:休みの日ってだいたい旅行してらっしゃいますよね。
安住:だいたい旅行してる。
福島:それどういうふうに決めてるんですか?行き先って。
安住:もう、時間空いたなと思ったら、あとお金の都合もあるけどね。で、安い値段で旅費が組めるのがあるんだったら、パッと行っちゃうみたいな。
福島:お休み貰ったらだいたい旅行ですか?
安住:まぁ、30代の頃はね。最近はもうちょっと体力が追いつかないんで控えめだけど。30代の頃は本当に羽田空港行って、安く乗れる飛行機があったらそれ乗って、行っちゃって。で、現地で旅館泊まって。そして博物館行って。美味しいもの食べて、帰ってくるって感じ。
福島:へぇ~。でも次の日からお仕事する?
安住:そう。
福島:疲れ取れますか?
安住:いや、でもね、旅ほど人をリフレッシュさせるものはございませんね。
福島:あぁ~そうですか?へー。
安住:うん。やっぱり知らない町の風に吹かれるっていうのは人間の醍醐味だね!
福島:最近どっか行かれました?
安住:行きましたよ。香川、熊本、新潟。
福島:へー、新潟?
安住:新潟よかった!
福島:新潟って広いでしょ?
安住:広い。
福島:どう行くんですか?
安住:もう新潟市内。いや、ほんとね新潟はやっぱり東京の影響もあんまり受けてないし、むしろ西の影響を受けてると思うけれど。料亭文化があったりとか、お寿司が美味しかったりとか。
福島:廻船がね走ってますからね、向こうは。船が廻ってましたから。
はぁ~そうですか。そこ行って、郷土資料館行って。
安住:行った。
福島:へぇ~。何が面白かったですか?
安住:新潟の市内は河で運ばれた砂によって出来たっていう歴史?ごめんね(笑)
福島:はぁ~、三角州ですか?広島とかと同じような形成の仕方ですか?
安住:そう。
福島:扇状地?
安住:扇状地っていうかもう完全に…
福島:船が曳航する途中で砂が運ばれていったっていう。
安住:そう。
福島:それが楽しかったですか(笑)?
安住:楽しかった。「知らなかったぁ!」と思って。
福島:確かにね。あんまり考えたことなかったですからね。
へぇ~、それはもうじゃあたまたま新潟に。たまたまですか?
安住:たまたま新潟に行って。
福島:海外には行かない?
安住:海外にも行きました。10月に。
福島:あっ、ボスニア・ヘルツェゴビナ?
安住:そう。旧ユーゴスラビア。クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ。ずーっと行ってみたかったんですよ!
福島:旧共産圏ですよね?
安住:そうです。知らないでしょ?ユーゴスラビア。
福島:行ったことないです。
安住:ユーゴスラビア自体は知ってますか?
福島:ユーゴスラビアって名前は、なんか古い本とかでは。
安住:あぁー、私たちはリアルでユーゴスラビア知ってるから。で、あそこが6つ、7つに別れちゃったから。何で別れたのかをこの目で見たかった。
福島:自分の目で見たいっていうのがあるんですね。
安住:あります。
安住アナの家での過ごし方
福島:でも最近は旅行減ってるんですよね?
安住:減りました。
福島:お部屋、お家で過ごす?
安住:はい。
福島:外には出歩かない?
安住:あんまり。
福島:何するんですか?
安住:洗濯、掃除、郵便、銀行、税金、クリーニング、回覧板。以上です。
福島:フフフフフ(笑)「生きる」っていう感じですね。
安住:そう!A Life(ア・ライフ).
福島:A Life. そうですか(笑)
安住:大変よ!主婦の皆さん大変だと思うわ、ほんと。
福島:そうですよね~。まぁお仕事の合間、それを。ほとんどお家に帰れない状態で?
安住:独身だからね!
福島:お家帰れないんですか?
安住:お家にも帰るけれど。
福島:毎日帰るの?
安住:週3日くらい家に帰ります。
福島:え?じゃあほとんどそれ以外は?
安住:あとは外泊り。
福島:ホテルですか?
安住:うん。…別に愛人がいるわけじゃないけれど。仕事でね。
福島:へぇ~。その中で合間をみて、自分の移動中に溜まった洗濯物を洗って、それを日々こなしていくって感じですかね?
安住:そう。
福島:で、合間みて旅行。ちょっとリフレッシュしたい時は旅行行くっていう(笑)
安住:ほんとだよもう~。靴下の洗濯とか大変!もう自分で昆布漁かと思う時あるわ。
福島:ハハハハ(笑)
安住:黒い靴下ばっかり、次々、次々出てきちゃってさぁ。
福島:本当に生活感が、そういう意味ではすべてなんですね。放送に出てると生活感がないってよく言うじゃないですか?安住さんって。
だけどそうやって聞いてると、あれがすべてなんだなっていう感じ。
安住:本当。クリーニング屋さんからさ、スーツ沢山もらってさ。袋に入れてもらうと逆に多くなるからハンガーに指かけて持って来て。で、この間風が強すぎて、俺凧のように飛んじゃうんじゃないかと思った時あったもん。あまりにも風を受けるから。離陸しちゃうのかと。
福島:フハハハ(笑)ムササビみたいに?
安住:ムササビみたいに。
福島:それだけ溜まってますからね。
安住:そう。関東の冬の風は強いのよ。
福島:強いですか。はぁ~、なるほど。辛い思いもされてるんですね、いろいろと。
安住:いやぁ、今日は本当に呼んでもらって楽しいです。
福島:あっ、そうですか?
安住:なんか褒めて貰えるからずっとここに住んじゃいたいくらい。
福島:褒め方大丈夫ですか?この褒め方でいいですか?
安住:最高。もうほんと気持ちいい。
《続く》安住アナの三大好きなもの
この回、濃かったですね。とても面白かった。そして今日はこのラジオがヤバイの特番ですね!