【New】月刊ポッドキャスト新聞10月号

【レビュー】『飯テロ / カレー』|マキタスポーツ食道(第2回)

『マキタスポーツ食道』

テンプレ情報

  • 配信タイトル:『今回のテーマは「飯テロ」熱くじっくり語ります』
  • 配信回:第2回
  • 放送日:2018-04-15(19:20-19:40)
  • 配信日:2018-04-16
  • 長さ:12:08
  • オンエア曲:日本印度化計画 / 筋肉少女帯

内容

マキタスポーツ:こんばんわ。マキタスポーツです。この番組は、行列必至のラーメン屋さん、夜にしかやっていないパン屋さん、出張してくれるお寿司屋さんなどなど、食にまつわるあらゆることをテーマに語っていきます。
今回のテーマは「飯テロ」!穏やかじゃないですね、飯テロなんて。昨今SNS上で、「わぁ、これ飯テロだ」なんて言葉が飛び交っております。この後何を食べるか考えながらお付き合いください。

飯テロ

飯テロとは、善良な市民に対し無差別に食欲を沸き立たせる、残忍で卑劣極まりない行為である。
これらの行為を絶対に許してはならない。これらの行為に決して屈してはならない。

via ニコニコ大百科

どんな時に「飯テロ」に遭うか?主犯者マキタさん(01:00~)

マキタ:こういうラジオで喋っていたりする時、僕は思いつくままに喋ることが多いんですよ。僕の専門的は領域でいえば、僕は音楽活動をしているので、音楽について番組で喋ることはあります。その他は家族の話や芸能の話も勿論しますけど、僕の喋ってることのだいたい半分は食べ物に関することなの。気がつくと飯のほうの話をしてるってことはあるね。ラジオでそういうことを話す機会は結構多いわけ。
僕は食に関していうと、独特の癖があるっていうか、「食癖」なんてことも言いますけど。何ていうかな・・・変なんですって!ただ変なんだけど、滅茶苦茶熱を帯びて喋ってたりするわけですね。
例えば、僕がお肉だとすると、僕自体がもうジュージュー音をたてて焼けてるような状態っていうか、そういうほとばしってるものがどうもあるらしいんですよね。それが、ラジオとか文章とかで伝わると、、ほら?お構いなしじゃない?こっちは喋ってるわけだけど、そちらの状況お構いなしでしょ。ドライバーさんとか運転しながらなんとなく聴いてたら、もうマキタスポーツがジュージューしちゃってるわけですよ。そしたらもの凄い掻き立てられて、本当は街道沿いの蕎麦かなんかを食べたいって思ってたのに、「ん?ちょっと炒飯食べたい!」みたいな感じで全然違うお店に寄ってたりするようなことも結構あるらしいですよ。あと、夜中に番組で喋ってると、夜中なんて皆食べないように糖質制限とか油制限してるわけでしょ?にも関わらず、糖質バリバリの飯の話とかしてるわけですよ。だから「それをやめてくれ。マキタスポーツ」、「それが飯テロだ」というようなことを言われることは結構ありますね。

ジュージューお肉
via オージーフーズ

食に纏わる迷言(03:30~)

なんていうんでしょうかね、食べ物っていうのは生きる上で切っても切り離せないものなわけで、皆さん好む好まざるに関わらず食べ物を食べて生きてきてるわけじゃない?
話ちょっと変わっちゃうんだけど、僕が逆に一番憧れるのは、「あっ、ご飯食べるの忘れてた」って人いるでしょ?信じられないんだよ。俺忘れたことねーし!俺、朝飯食いながら昼飯のこと考えてるタイプだから。ほんとに。あと僕が自分で言った名言で、ご飯食べてる最中に「あ~早く腹減らねぇかな」って言ったことあるんですよ。これ完全にデブの理屈じゃん。だけど本当に食べ物に対する執着が多いですね。

カレーの話(04:28~)

マキタ:カレーですよ、やっぱり。カレーの話をすると、確実に飯テロに繋がってる。カレーの匂いって理屈じゃないじゃん?理屈で「俺別に平気だから」って言ったって、完全に耳がダンボになっちゃったりとか、鼻の穴が完全にパカっと開いて受け入れ体制出来てるみたいなね。如何にスカしてる野郎でも、スカしてる女性でも匂い嗅いだらアウトってやつじゃん、カレーって。


via ニッポン放送

カレーの話はバリっとしたいので、その前にということで曲へ。

(♪筋肉少女帯『日本印度化計画』)

マキタ:カレーは僕すごく昔から大好きで、よく凝って作ってた時代もありましたよ。
一人暮らしを始めて割とすぐにカレー作りには着手しまして、まずはおふくろの味を再現しようとしましたね。「おふくろの味ってどんなだったかな?」ってレシピを聞きながら真似してみたりする。それが、「マザコンカレー」として一つあるんですね。それから段々と独り立ちしていこうと思いまして、食への探究心で以て、美味しいカレー屋さんを食べ歩いたりして、
「どうもこれはスパイスに決め手があるぞ」
「玉ねぎだな」
とか、いろんなことに気がついていろんな情報をゲットして、自分なりのカレーを模索し始める時期ってあるんですよ。カレーを作ったことある人ならだいたいそうだと思いますね。だいたい玉ねぎを飴色に炒めようってことをやるんですよ。飴色にするってなかなか根性が必要なんですよね。火力と根性が必要、故にコスト計算は度外視してますね。ヤギの油とかを調達してたこともありましたよ。ヤギの油「ギー」を調達するために当時住んでた所から電車で40分くらいかけて移動して、往復の運賃があるからそれも度外視して。ギーなんてものは滅多に手に入らない食材だから、これ自体も高いからね。だけど自分のカレーを確立するためって感じになっちゃうわけ。で、家に持って帰って、玉ねぎ飴色に炒めてね、もう一日がかりだ。でチャツネを自分で作り始めたりなんかして。「甘さと酸味のためにチャツネがどうしても必要だ」なんつったりして。あと、最初のうちはホールトマトを缶詰で買ってきたんだけど、これは生のトマトから自分でトマトスース作ってやれなんつって、もう次の週末の予約も全部それに費やして、時間もコストもかけまくりなんですよ。で、水を一滴も使わないカレーっていうのを作り始めるんだ、だいたい、凝りだすと。それでなんとも言えない自分らしいカレーが出来上がって満足感を得た時期があった。
でもね、これもある時思ったんだけどね。腹減って海で遊んでた時に、海の家のカレー食べたら不味かったんだけど、美味かったんだよね。わかります?このメンタリティー。不味くても美味いみたいな基準が自分のなかで出来ちゃう瞬間があるんですよね。これ餃子でも、炒飯でもなんでもあるんだけど。不味いものが意外と美味しいって価値観が自分のなかにポーンっと出来上がる時がある。それが海の家のカレーだった。つまり、「腹減ってりゃ何でもいいじゃん?」っていう雑な理屈ってあるじゃん。それがグルッと一周して自分のかなで腑に落ちる瞬間があった。
それで、今はどういうカレーがいいかっていうと、もうほんとに普通のカレー。これが大好きになっちゃってるね。しかも一番の僕の興味は、お店とかじゃなくて人の家のカレーを食べること(笑)僕はテレビカメラがついて廻ってないヨネスケ状態ですから。見えないおしゃもじ持って、人の家行ってカレーを食べて廻るっていう。「今日君ん家泊まるから、ちょっとカレー食べさせてくれ」ってだいたい言って廻る。
いいんですよ、工夫のないカレーが実は美味しいっていう話ですね。人間ってのは、進化してある程度のことやるとシンプルなところへ戻ってくるということは、カレーを通して僕は学びましたな。
どうだ?カレー食べたくなっただろ!しかも家のカレーが食べたくなっただろ。これが飯テロでございますね。

マキタ:映画とかでもありますよね。宮崎駿映画なんてのはだいたい飯のシーンって重要ですからね。女の子が空飛んでるか、誰かがたらふく飯食ってるか、だいたいそういうシーンで出来上がってるのが宮崎駿の世界だったりしますからね。
最近SNSの普及により、インスタグラムなんかでもだいたい飯モノを撮ってアップしてたりする。

ラピュタパン
via スタジオジブリ | 『天空の城ラピュタ』

参考 ジブリの食べものはなぜかおいしそうにみえる道場まにあ道

エンディング(10:20~)

マキタ:ほんとに時間足りないな。20分じゃ足りないもの。ずっと喋ってられるからさ、こういうことに関していうとね(笑)
番組では「思い出の背景めし」を募集しています。

思い出の背景めしとは?

人それぞれのバックボーンが紐づけされた食べ物。食べ物に関連付けられて記憶にインプットされているもの。

  • 子供の頃によく食べていたおやつ
  • 受験勉強のときの夜食の定番
  • ひとり暮らしで、初めて作ったメニュー

マキタ番組サイトもあるので、ぜひともチェックしてみてください。これ、2回目なんですけど、番組的にはいきなり神出鬼没みたいな感じでお会いするかたちでいて、いきなり飯テロを仕掛けられたりするってことでちょっとカチンときてる人もいるかも知れませんけど。そういうことで覚えてくださっていればいいかなと思っておりますので。

Twitter @makishoku

感想

マキタさんの飯愛というか、食へのこだわりといおうか、食癖がひしひしと感じられた。

とりあえず、カレーの流れをまとめておこう。

《カレーに凝る人のよくある流れ》

第1段階
マザコンカレー

おふくろの味を真似てみる時期

第2段階
オリジナルカレー

自分のカレーを確立する時期
コストや時間を惜しまない

~例~

  • 玉ねぎを飴色になるまで炒める
  • 特殊な食材を使う(ギーなど)
  • なんでも自作する(チャツネ、トマトソースなど)
  • 水を一滴も使わないカレー
最終段階
普通のカレー

「腹減ってりゃ何でもいいじゃん?」という悟りを得る時期
シンプルな家のカレーを好む

おじいちゃんがよくテロに遭うもの(無性に食べたくなるもの)を考えてみた。

  • カップ焼きそば
  • マクドナルドのバーガー
  • 永谷園のお茶漬け
  • 焼き肉
  • お寿司
  • カレー
  • かつ丼
  • 豚のしょうが焼き
  • 出汁が効いたうどん
  • 洋菓子・ケーキ(生クリーム)

なんだかんだジャンクなものが多いのぅ。まだまだ元気な証拠じゃ。

おじいちゃん

あーカレー食べたい

#飯テロ on Twitter

 

終はり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です